2026年のゴールデンウィーク、夫婦でJALに乗って関西へ飛び、兵庫県の有馬温泉に1泊してきました。日本三古湯のひとつに数えられる温泉地で、温泉街はコンパクトながら、赤茶色の「金泉」が湧く泉源、坂道に並ぶ食べ歩きのお店、新緑に映える赤い橋と、歩いているだけで楽しい場所でした。実際に歩いたルートと、立ち寄ったお店をまとめます。

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今回の旅の概要
| 時期 | 2026年5月(ゴールデンウィーク) |
| 日程 | 1泊2日 |
| 人数 | 夫婦2人 |
| 行き | 羽田空港 → 伊丹空港(JAL)→ 電車を乗り継いで神戸電鉄 有馬温泉駅 |
| 宿 | 兵衛向陽閣 西館・洋室ツイン(1泊2食付き、2人で82,500円) |
| 歩いた場所 | ねね橋、湯本坂、パン・ド・ボウ、御所泉源、金の湯、有馬六景 |
東京から有馬温泉へのアクセス

今回はJALで羽田空港から伊丹空港へ飛び、そこから電車を乗り継いで向かいました。神戸電鉄の有馬温泉駅に着いたのは15時50分ごろ。駅名標も温泉地らしい木目調のデザインで、降りた瞬間から旅気分が高まります。
参考までに、東京から飛行機で向かう場合の主なルートは次のとおりです。
- 伊丹空港からバスで:有馬温泉行きの直通バスがあり、乗り換えなしで着けます。本数が限られるので、飛行機の到着時刻と合うかを確認しておくと安心です。
- 伊丹空港から電車で:今回使った移動手段です。兵衛向陽閣の公式サイトでは、大阪モノレールで蛍池、阪急宝塚線で宝塚、JRで三田、神戸電鉄で有馬口を経て有馬温泉駅へ、というルートが約1時間6分と案内されています。乗り換えは多めです。
- 伊丹空港から電車とバスで:宝塚まで電車で行き、そこから阪急バスで有馬温泉へ向かうルートもあります(約58分)。
- 神戸空港から:ポートライナーで三宮へ出て、地下鉄と神戸電鉄を乗り継ぐと約50分です。
バスの時刻や運賃は変わることがあるので、利用前に各社の公式情報を確認してください。
有馬温泉街を歩く
ねね橋とねねの像

駅から温泉街へ向かって歩くと、赤い欄干の「ねね橋」が見えてきます。橋のたもとに立つのは、豊臣秀吉の正室・ねねの像。秀吉とねねは有馬温泉をたびたび訪れたと伝えられています。訪れた5月はちょうど新緑の季節で、赤い橋と青もみじの組み合わせがとてもきれいでした。秋は紅葉の名所になるそうです。
湯本坂で食べ歩き:竹中肉店のコロッケ

温泉街のメインストリートが、細い坂道に木造の建物が並ぶ「湯本坂」です。食べ歩きで人気なのが竹中肉店。店頭メニューによると、コロッケが190円、ミンチカツが390円、唐揚げが5個入りで490円。神戸牛と黒毛和牛が入った数量限定の「有馬ゴロッケ」(360円)は、訪れた夕方にはすでに完売の札が出ていました。お目当ての方は早い時間に行くのがよさそうです。ゴールデンウィーク中だったこともあり、湯本坂は食べ歩きを楽しむ人でにぎわっていました。
パン・ド・ボウの金泉塩パン

金の湯の前にあるパン屋さん「パン・ド・ボウ」の名物が「金泉塩パン」です。有馬の金泉を煮つめて取り出した塩を使い、バターたっぷりの生地で焼き上げたパンで、店頭の表示ではテイクアウトが350円(イートインは355円)でした。お店は老舗旅館「御所坊」ゆかりの建物を改装したもので、1階がパン屋、2階がカフェになっています。営業は9時から売り切れまで、火曜定休です。
御所泉源:湯けむりが上がる金泉の源

温泉街の路地を歩いていると、建物の間から湯気が上がっている場所があります。金泉の泉源のひとつ「御所泉源」です。茶色く染まった設備から勢いよく湯気が立ちのぼっていて、温泉が今まさに湧いているのだと実感できます。案内板には、金泉(赤湯)には塩分と鉄分が多く含まれると書かれていました。有馬温泉にはこうした泉源が街なかに点在していて、泉源めぐりも散策の楽しみのひとつです。
金の湯:金泉に入れる外湯

温泉街の中心にある外湯が「金の湯」です。鉄分を含んだ赤褐色の「金泉」に入れる日帰り入浴施設で、改修工事を経て2026年3月に営業を再開したばかりでした。宿に泊まらなくても金泉を体験できるので、日帰りの方にも人気です。
| 入浴料 | 大人 800円(平日は650円)、小・中学生 350円 |
| 営業時間 | 8:00〜22:00(最終受付 21:30) |
| 休館日 | 第2・第4火曜日(祝日の場合は翌日)、1月1日 |
有馬温泉の湯は大きく2種類あります。赤褐色でにごった「金泉」と、無色透明の「銀泉」です。金泉は金の湯で、銀泉は別の外湯「銀の湯」で楽しめます。
有馬六景

散策の途中には、有馬の名所を描いた「有馬六景」の案内パネルもありました。昔の絵図とともに有馬の風景が紹介されていて、古くから多くの人が訪れてきた温泉地であることが伝わってきます。
2日目の朝はパン・ド・ボウの金泉塩キャラメルソフト

翌朝も温泉街を散策し、パン・ド・ボウでソフトクリームを食べました。金泉の塩を使った「金泉塩キャラメルソフトクリーム」で、ワッフルコーンにキャラメル色のソフトがたっぷり。朝の散歩のおともにぴったりでした。
泊まった宿:兵衛向陽閣
宿泊したのは「兵衛向陽閣(ひょうえこうようかく)」です。創業700年といわれる有馬の老舗旅館で、今回は西館の洋室ツインに泊まりました。料金は朝夕2食付きで、2人で82,500円。ゴールデンウィーク中の料金なので、時期によって変わります。
| 宿名 | 有馬温泉 兵衛向陽閣 |
| 所在地 | 兵庫県神戸市北区有馬町1904 |
| 泊まった部屋 | 西館 洋室ツイン(西館15階・8畳程度・定員2名・禁煙) |
| 料金 | 1泊2食付き 2人で82,500円(2026年ゴールデンウィーク) |
| アクセス | 神戸電鉄 有馬温泉駅から徒歩6分。駅・バス停から無料送迎あり |
| 駐車場 | 無料(120台分、予約不要) |
洋室ツインは定員2名のベッドの部屋で、夫婦2人にはちょうどよい広さでした。和室が中心の旅館ですが、布団よりベッドで眠りたい方にはこのタイプが合うと思います。
3つの大浴場はすべて金泉
この宿の一番の魅力は温泉です。館内には趣の違う3つの大浴場があり、公式サイトによると「三つの湯処、九つの湯ぶね」。そのすべてに有馬名物の金泉が引かれています。鉄分と塩分を多く含む金泉は、湧き出たときは無色透明で、空気に触れると赤褐色に変わるのだそうです。
| 湯処 | 雰囲気 | 特徴 | 利用時間 |
|---|---|---|---|
| 一の湯 | 和風 | 格子天井が美しい大浴場。金泉の内風呂と露天風呂、サウナ、ジャグジー、水風呂 | 6:00〜25:00 |
| 二の湯 | ローマ風 | 柱と曲線のデザインが印象的な大浴場。金泉の内風呂と露天風呂、サウナ、ジャグジー、水風呂 | 6:00〜25:00 |
| 三の湯 | 湯治場風 | 9階の庭園にある大浴場。岩風呂の金泉露天風呂があり、ガラス戸を開けると半露天風になる | 5:00〜23:00 |
- 一の湯と二の湯は日替わりで男女入れ替え:1泊すれば、夜と朝で両方に入れます。
- 三の湯は男湯・女湯が別々:朝5時から開いているので、早起きして朝風呂を楽しめます。
- サウナは22時まで:一の湯・二の湯にあります。
- 内湯にも金泉がある:一の湯・二の湯は屋内にも金泉の湯ぶねがあるので、雨の日でも楽しめます。
- 貸切露天風呂もある:庭園付きで、予約制です。
3つの湯処の間には、鯉の泳ぐ庭園を眺められる湯上がり処があり、14時30分から21時30分まではソフトドリンクや炭酸水のフリードリンクが用意されています。バスタオルやタオル、シャンプー類、ドライヤーは大浴場に備え付けで、女性向けにはメイク落としや化粧水もそろっています。部屋から手ぶらで行けるのは助かりました。
外湯の金の湯へ行かなくても、宿の中だけで金泉の湯めぐりができます。温泉街の散策を早めに切り上げて、宿でゆっくりお風呂に入る時間を取るのがおすすめです。
駅からは無料送迎が便利
宿は有馬温泉駅から徒歩6分ほど。駅やバス停に着いてから電話をすると、無料で迎えに来てもらえます。ただし、土曜や祝日など温泉街が渋滞する日は少し待つこともあるそうです。温泉街は坂が多いので、荷物が多いときは送迎を利用すると楽です。
有馬温泉へ行く前に知っておきたいこと
- 連休は混雑する:ゴールデンウィークの温泉街はかなり混んでいました。宿も早めの予約がおすすめです。
- 人気の食べ歩きは早めに:数量限定の商品は夕方には売り切れていました。
- 温泉街は坂道が多い:湯本坂をはじめ坂や石畳が続きます。歩きやすい靴がおすすめです。
- 金泉はタオルに色がつくことがある:鉄分を含む湯なので、色移りが気になる方は濃い色のタオルを持っていくと安心です。
- 外湯の休館日を確認:金の湯は第2・第4火曜日が休みです。
まとめ
有馬温泉は、駅から歩ける範囲に泉源、外湯、食べ歩きの坂道、新緑の橋がぎゅっと集まった温泉地でした。1泊2日でも、温泉街をひととおり歩いて回れます。夕方に着いて散策し、宿で食事と温泉を楽しみ、翌朝にもう一度街を歩く、という過ごし方がちょうどよく感じました。飛行機を使えば東京からも意外と近く、週末の旅先にもぴったりです。
※本記事は2026年5月に訪れた際の体験と写真をもとにしています。金の湯の料金・営業時間、兵衛向陽閣の大浴場・アクセス情報は、2026年10月時点の各公式サイトなどの公開情報によります。価格や営業状況は変わることがあるため、お出かけ前に最新情報をご確認ください。


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